As You Like It !

All the world's a stage, and all the men and women merely players. 独断と偏見に満ちたエンターテイメント作品紹介です。めざせエンタメの伝道師!

若き数学者のアメリカ 藤原正彦

大変面白かった!
インテリあるある 自意識過剰 超わかる笑

すごい優秀なはずなのに、結構バカなこともしていて笑った。

具合悪いと「私もう祖国の地を踏めずに死ぬんじゃないか」と思う あるある笑

 

藤原正彦氏を"右"だと批判する人がいるけど(実際ちょっとそうかもなとは思うけど)
日本の外に出た人は皆多かれ少なかれこうした国粋主義的なことを考えるのではないだろうか。
民族、宗教、人種・・・日本にいたらあまり考えないものが当たり前に外国にはある。
"Alien"と呼ばれて初めて気づくことがある。

戦後何十年も経って生まれた私にはまったく関係ないのに、"太平洋戦争"というものが思い起こされる。

負けてたまるかと対抗心を勝手に燃やし、でもちょっと冷静になって周りを見てみれば誰も私を敵だなんて思ってない。

彼らはきっと、日本人のことを、我々が思っているほど好きでも嫌いでもない。

国際社会でプレゼンスを発揮する、などどがんばってみても、超大国アメリカでは日本は取るに足らない極東の小国にすぎない。

 

日本人がアメリカ人と同じ英語を話そうとしなくていいし、

同じ振る舞いをしようとしなくていい、というのに勇気付けられた。

 

40年前の当時と研究者の状況が変わっていなくてびっくりした。

アメリカが当時そうだった状況に、日本が追いついたようだ。

Game of Thrones ゲームオブスローンズ

Season6 終わってしまった・・・
アメリカに来てからのこの3ヶ月で1話から見切った・・・
 
大人のための長編ファンタジー
半端なく人が死ぬところは欧米的だけれど
世界をまるごとひとつ作ったのがすごい
 
Aさんが・・・しているころ、
Bさんは別の場所で・・・をし、
一方Cさんは・・・をしている
という群像劇
 
暑い砂漠の町 雪の降る辺境の地 王宮 森の中
世界のいくつもの場所でいくつもの出来事が同時進行
世界とはまさにそういうものだなぁと思う
 
人物相関と国の位置と力関係などまるで世界史のよう
(覚えるのが大変 常にこの人どこの誰だったっけ?と思う)
 
味方が敵となり 敵が味方となる
嘘も方便 腕力がなければ口八丁で生き延びろ
 
そして女性たちが強い強い!
最初は何もできないデナーリスやサンサがだんだん強くなっていく過程もしっかり描かれている
 
S6最終話はうまいことまとめてきたな ほぼ全員登場
サーセイの復讐は倍返しすぎたw
対立構造もだいたい収束して見やすくなってきた
ここから デナーリス vs サーセイ 北部連合 vs White walker の大バトルか
ティリオンがデナーリスに傅くシーンは感動した
アリアは立派な暗殺者になり
ブランは過去の語り部としての役割を手に入れた
 
次まであと1年くらい待つのかな 待てない!!
今なら誰がどこのだれかわかるし、また1話から見直すか笑

FULL HOUSE フルハウス

買ってしまった・・・ 

Complete Series Collection 

8シリーズ 192話
・・・全部見切れるだろうか笑
 
first season を今まで観たことがなかったけど
ミシェル赤ちゃんだし
ステファニーはがきんちょだし
DJも幼い!!
ダニーもまだ駆け出しリポーター 29歳って若い!!
ジェシーには毎回違う女が訪ねてくる
ジョーイの芸達者ぶりがすごい! 一人オズの魔法使い!笑
 
家に親以外の大人がいるというのは、子どもが育つ上でいいことなのかもしれない。
こんなに楽しい家庭はいいな!!
 
うちのお父さんは恐かったし、他の大人にもこんなふうに横に座って話を聞いてもらったことは一度もない
子どもの心情を思いやり、意見をちゃんと聞いてくれて、家も広くて、物もいちいちおしゃれで、アメリカってのはなんていい国なのだろうと子どもの頃から思っていた
(アメリカでもこんな優しいお父さんは珍しいのかもしれないけど)
このドラマは私のアメリカに対する理想そのもの
 
主題歌の歌詞がまた良い!!
Carly Rae Jepsen がアレンジしてカバーしている(もとの方が好きだけど)

Carly Rae Jepsen Sings "Fuller House" Theme | On Air with Ryan Seacrest - YouTube

The Intern マイインターン

英語で観たので全部は理解できていないけれど
すばらしかった!!何度も泣けた!!
 
仕事を頑張る女性あるある
こんなに忙しくてこんなに必死でやってるのに!!
孤独死はしたくない」そう、それなのだ!!
 
「仕事楽しい!頑張る!」と言いながら
本当にこれでいいのかいつでも不安だし
泣きたくてもぐっとこらえて
大きなビルを前にしてひるんでも行かなければならないし
家族の理解すらも時には得られず・・・
 
だからそうして頑張っていることを黙って認めてくれる人がいるだけで
どんなに救われることか
 
こんなアドバイザーがいてくれたらいいな!!
決して ”facebook age“ とは相入れないように思えるおじいちゃんの言葉がこうして若者たちを救う
ただしBenのように紳士的で素敵なおじいちゃんに限る!無礼なただのじじいではなく!
けっして説教めいたことは言わないし
あの整ったクローゼットを見よ!奥さんいないのに!
 
「あなたが頑張って作り上げてきたことは確かなものだから後悔するな」(という意味だと思う)
まるで「あさが来た」の新次郎さんみたいだ!!
 
どんなに忙しくても、人の話は片手間でなくちゃんと聞こうと思った
 
メール事件の「Ocean’s 11」ネタで笑い
 「Singin' in the rain」のワンシーンに涙するBenにこちらも涙する・・・
旦那が専業主夫なのも時代を感じるし、娘ママにそっくり笑
 
これは男女にかかわらずだけど 働くって大変だ!!
思う存分働いて そして素敵なリタイア生活を迎えたい!!
 
参考 セリフ抜粋↓

The Wedding Singer ウェディングシンガー

「The Wedding Singer」の映画版を観たら

歌は出てくるけれどミュージカルじゃなかった!ミュージカル版は改めて作ったらしい
ミュージカルにも使われている曲は”Somebody kill me”と”Grow old with you"だけしかなかった!
ゴミ箱の歌好きなんだけどな笑
 
1990年代に1980年代を回顧して作られた作品
今から見ればどちらも同じく昔だけど、予告で「コンピューターも何もなかったあの頃!」みたいにふれこんでいて面白い
結婚式を盛り上げる話術(wedding singer は音楽の演奏だけが仕事じゃない)
飛行機で見ず知らずの他の乗客を味方につける人間力
ロビーすごい!見習いたい!
 
めっちゃB級映画だけどアダム・サンドラーかっこいい笑
 
制作発表会で芳雄さんの生歌を聴いたことや
ギターを弾きながら階段を降りてくる姿が懐かしい(> <)
 
先日のStarSの関ジャムはとてもよかった!
芳雄トートと浦井ルドルフの闇が広がる!!
宝塚のときのようにチケットが取れなくなるのはつらいけど
ミュージカル界盛り上がれー!!

哀悼 蜷川幸雄様

2015年

 
2014年
 
2013年
ヘンリー4世
ムサシ
 
2012年
ボクの四谷怪談
日の浦姫物語
 
2006年
 
2005年
 
 
2003年
 
2001年
 
 
年表から観たものを拾ってみたら
彼の一生分の仕事のうち、私はほんの一部しか観られていなかったことに気づく
映像も含めて結構観たと思ったんだけど
 
もっと早くから、もっとたくさん観ておけばよかったなと
井上ひさし先生についても勘三郎さんのときも團十郎さんのときも
いつも悔やむのである 悔やんでも遅い
 
天保十二年の・・・」のチケットを買いにシアターコクーンに朝6時から並んだのも懐かしいし(まだネットで買うスキルがなかった)
下谷万年町物語」で大衆の熱に圧倒され(アングラ初めて観た)
「ヘンリー4世」で人生のおかしさと悲哀に泣き笑って(しかし4時間半は長かった・・・)
ハムレット」でシェイクスピア作品の普遍性に感動した
 
そして
あれから芝居を200本くらいは観たけれど
2001年に「マクベス」を観たとき以上に雷に打たれるような経験は
これまでに一度もなかったし たぶんこれからもないでしょう
 
晩年も次々に大作に取り組み
体調を崩されてからも周囲の心配をよそに ペースを緩めることなく
きっと死ぬまで走り続けるのだろうなと思っていた
 
私の演劇好き人生において とても大きな存在だったので
まるで身内が亡くなった時のような気持ちがしています
 
私に本物の演劇を教えてくださってありがとうございました
藤原竜也を見出してくださってありがとうございました
あなたのシェイクスピアは本当に素晴らしかったです

花組 For the people

4月からアメリカのアラバマ州に行きます。これから行く国に対する理解を深めるために観てきました。
"Government of the people, by the people, for the people." この有名すぎる言葉が歌になるとは・・・
 
南北戦争のことなんて、ちゃんと知らなかった。どんな背景で、どんな人たちが関わり、どんな終結の仕方をしたのか。
 
政治の話で、戦場のシーン以外派手なところはないはずなのに、第一場の奴隷の苦しみを表すシーンで観客を引き込み、娘役の華やかな踊りが花を添え、一気にリンカーンの半生を駆け抜けた!法律や政治闘争についても説明台詞感を感じさせなかった。ちょっと宝塚らしからぬ社会派で骨太のいい作品でした!
 
そういえば、共和党ってリンカーンが作ったんですね。
「いつか黒人の大統領が生まれる」オバマ からの トランプ 大丈夫か・・・
19世紀からの黒い歴史が脈々と続いている。 私はこういう国に行くのだなと思った。
アラバマ、思いっきり南軍だ・・・
 
私は「祖国」という言葉とマイティーの頑張っている姿に弱いみたい!!
最初ただの敵役だと思ったスティーブン・ダグラス、 「奴隷制度廃止には反対だが、祖国を分かつには値しない」という言葉に涙し、マイティーの渾身の死に様に涙しました。
 
今の宝塚ではきっとこの役は轟さんにしかできないし、難しい作品に果敢に挑んだ花組生たちに感動した。
ゆきちゃんはとても落ち着いていたし、あきらさんが引っ張り、べーちゃんも黒塗りで力強い声で歌い、まいれいもすっかり上級生。
この3年間の変遷を観てきたので感慨深い。これぞ「花男」「花娘」! (今は宙と雪だけど 花から入ったので非常に思い入れがある)
 
観劇前に氷川丸を見学して、この船で海を渡った先人たちに思いを馳せ、この作品で歴史を知った。United States に理解を深めた1日になった。作品としても素晴らしかったし、これから行く国のことがわかってよかった。
 
 
ところで氷川丸も素敵でした!小学生の頃に一度行ったけど、こんなだったかな?タイタニックのような豪華客船!
小柴昌俊先生、一等で渡米ってどういうこと?! 一等の切符は当時の家の半値だそうなので(往復したら家が一軒建つのか?!)、昔の研究者は恵まれていたんだなと思いました笑 今とは大違いで羨ましい!
私もエコノミークラスの飛行機より、揺れても遅くてもいいから13日かけて素敵な客船で船旅がしたい!