As You Like It !

All the world's a stage, and all the men and women merely players. 独断と偏見に満ちたエンターテイメント作品紹介です。めざせエンタメの伝道師!

明日はどっちだ?!未来を考えるSF作品5冊

(別のところ向けに書いていたのですが、企画がぽしゃったのでこちらに残しておきます。)

 

 昨年10月21日は映画「バックトゥーザフューチャー2」で描かれた30年後の未来の日ということで、私もいちファンとして祝いました。この中で描かれる“The 未来のくらし”にわくわくしましたが、今から30年後の未来は一体どうなっているのやら。世界情勢も大荒れで、不穏な雰囲気。一方で人工知能ブームも起こっていて、2045年には人工知能が人間の知能を越えるとか。

 そんな人工知能が人間に牙を剥くかもしれないし(「2001年宇宙の旅」)、ビッグデータの名目で私たちの行動全てが監視・管理されるようになるかもしれない(「1984年」)。再生医療生命科学の技術の進歩で長生きできるけれど、誰かの犠牲を伴うかもしれない(「わたしを離さないで」)。でも、最先端技術と頭を使って、失ったものを取り戻せるかもしれない(「夏への扉」)。はたまた、火星に行ってみたら火星人と出会うかもしれない?!(「火星年代記」)

・・・まぁ、これらは想像の世界ですが。

未来の世界がどうなっているのかは、その時が来てみないとわかりませんが、ユートピアでもディストピアでもないのだと思います。科学コミュニケーターとして、科学を恐れず過信せず、どんな未来になっても慌てず騒がずにいたいものです。

 

選んだ5冊

・2001年宇宙の旅 アーサー・C・クラーク

・1984年 ジョージ・オーウェル

・わたしを離さないで カズオ・イシグロ

夏への扉 ロバート・A・ハインライン

・火星年代記 レイ・ブラッドベリ